糸リフトとハイフ(HIFU)の併用｜効果的な組み合わせと適切な間隔

「年齢とともにフェイスラインがぼやけてきた」「頬のたるみが気になる」と感じていませんか。

たるみ治療として人気の糸リフトとハイフ(HIFU)は単独でも効果を期待できますが、実は併用することで、より高いリフトアップ効果を目指せる可能性があります。

しかし、効果を最大限に引き出すためには、施術の順番や適切な間隔についての正しい知識が重要です。どちらの施術を先に受けるべきか、どのくらい期間を空ければ良いのか、疑問に思う方も多いでしょう。

この記事では、糸リフトとハイフの併用治療に関する効果、適切な順番、推奨される間隔、そして注意点まで、専門的な観点から分かりやすく解説します。

糸リフトとハイフ(HIFU)の基本的な違いと効果

糸リフトとハイフ(HIFU)の最も大きな違いは、アプローチする皮膚の層と作用の方法です。

糸リフトは皮下組織を物理的に「引き上げ」、一方でハイフはさらに深いSMAS筋膜を熱で「引き締め」ます。

糸リフトがアプローチする皮膚の層と効果

糸リフトは、コグ（トゲ）の付いた特殊な医療用の糸を皮下組織に挿入し、たるんだ皮膚を物理的に引き上げる治療です。主に、皮膚のすぐ下にある脂肪層（皮下組織）に直接働きかけます。

糸を挿入することで、フェイスラインや頬、ほうれい線などのたるみを希望の位置まで持ち上げ、シャープな印象に整えます。

また、挿入された糸が周辺の組織を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する効果も期待でき、肌のハリや弾力アップにもつながります。

ハイフ(HIFU)がアプローチする皮膚の層と効果

ハイフ（HIFU）は、高密度焦点式超音波（High Intensity Focused Ultrasound）の略で、超音波エネルギーを皮膚の深層部に集中させて照射する治療です。

肌表面にはダメージを与えず、主に皮膚の土台となるSMAS筋膜（スマスきんまく）という層に熱エネルギーを届けます。

SMAS筋膜は皮膚と筋肉の間にある薄い膜で、加齢とともにゆるむことがたるみの大きな原因の一つです。

ハイフはこのSMAS筋膜に熱を与えて収縮させ、皮膚の内部から強力に引き締めます。

糸リフトとハイフ(HIFU)の作用層と特徴

項目	糸リフト	ハイフ(HIFU)
主な作用層	皮下組織（脂肪層）	SMAS筋膜・真皮層
アプローチ方法	糸による物理的な引き上げ	超音波の熱による引き締め
主な効果	たるみのリフトアップ、フェイスラインの形成	皮膚の引き締め、小じわの改善

それぞれの施術がおすすめな方の特徴

糸リフトとハイフは、どちらもたるみに効果的ですが、お悩みの内容やたるみの状態によって向き不向きがあります。

ご自身の希望する効果に合わせて選択することが大切です。

糸リフトが向いている方の特徴

• フェイスラインのもたつきが気になる
• 頬の位置が下がってきた
• ほうれい線やマリオネットラインが深い
• すぐにリフトアップ効果を実感したい

ハイフ(HIFU)が向いている方の特徴

• 顔全体のゆるみや肌のハリ不足を感じる
• 小じわや毛穴の開きが気になる
• ダウンタイムがほとんどない治療を希望する
• メスや針を使う治療に抵抗がある

持続期間とダウンタイムの比較

治療を選択する上で、効果の持続期間とダウンタイムは重要な判断材料です。

糸リフトは即時的な効果が高い分、ダウンタイムが少し長く、ハイフは効果が徐々に現れる一方で、ダウンタイムがほとんどないのが特徴です。

持続期間とダウンタイムの目安

項目	糸リフト	ハイフ(HIFU)
効果の持続期間	約1年～2年（糸の種類による）	約半年～1年
ダウンタイム	数日～2週間程度の腫れ、内出血、痛み	ほとんどない（軽い赤みや筋肉痛のような鈍痛が数日）
施術直後の状態	引き上がりをすぐに実感	わずかな引き締まり感（効果のピークは1～3ヶ月後）

なぜ糸リフトとハイフ(HIFU)の併用が効果的なのか

糸リフトとハイフ(HIFU)を併用すると、単独の治療では得られにくい相乗効果が生まれ、より満足度の高いリフトアップ効果を期待できます。

皮膚の異なる層にそれぞれアプローチし、「引き上げ」と「引き締め」を同時に行うことで、たるみの根本原因に多角的に働きかけることができるからです。

皮膚の異なる層へ同時にアプローチできる相乗効果

顔のたるみは、皮膚、脂肪、筋肉（SMAS筋膜）といった複数の層が、それぞれ加齢によってゆるむことで生じます。

糸リフトは主に皮下脂肪層を、ハイフはさらに深いSMAS筋膜層をターゲットにします。異なる深さに作用する2つの治療を組み合わせることで、皮膚の表面から土台まで、立体的なリフトアップが可能になります。

例えるなら、建物の補強工事で、柱（SMAS筋膜）を強化し（ハイフ）、壁（皮下組織）を支え直す（糸リフト）ようなものです。

併用治療によるアプローチ層

皮膚の層	ハイフ(HIFU)のアプローチ	糸リフトのアプローチ
SMAS筋膜（土台）	◎（主なターゲット）	–
皮下組織（脂肪層）	△（機種による）	◎（主なターゲット）
真皮層（ハリ・弾力）	○	○

糸リフトの「引き上げ」とハイフの「引き締め」

併用治療の最大のメリットは、糸リフトの「引き上げ（リフト）」効果と、ハイフの「引き締め（タイトニング）」効果を両立できる点にあります。

ハイフで顔全体の皮膚と土台を引き締めておくことで、糸リフトで引き上げた際の土台が安定し、より効果的にリフトアップできます。

また、糸リフトで物理的に持ち上げた組織をハイフの引き締め効果でしっかりと固定し、後戻りをしにくくする効果も期待できます。

コラーゲン生成を促しハリと弾力を高める

糸リフトもハイフも、それぞれの方法で皮膚の創傷治癒反応を引き起こし、コラーゲンの生成を促進します。

糸リフトでは挿入された糸の周囲に、ハイフでは熱エネルギーが加わった部位に、新しいコラーゲンが活発に作られます。

この2つのアプローチを組み合わせることで、より広範囲かつ異なる深さでコラーゲン増生が促され、肌全体のハリ、弾力、ツヤが向上し、若々しい印象へと導きます。

併用によるリフトアップ効果の向上と持続性

単独治療でも効果はありますが、併用することで互いの効果を高め合い、より強力で持続性のあるリフトアップが実現します。

ハイフで土台を固め、糸リフトで引き上げるという一連の流れによりたるみを強力に改善し、その状態を長く維持することが可能になります。

特に、中度以上のたるみでお悩みの方や、より確実な変化を求める方にとって、併用治療は非常に有効な選択肢となります。

【重要】糸リフトとハイフ(HIFU)施術の適切な順番

併用治療の効果を最大限に引き出すためには、施術の順番が非常に重要です。

一般的には、まずハイフ(HIFU)で皮膚の土台を引き締めてから、糸リフトで物理的に引き上げるという順番が推奨されます。

この順番には、医学的な観点から明確な理由があります。

一般的にはハイフ(HIFU)が先の理由

ハイフを先に行うのが基本です。

ハイフは超音波の熱エネルギーをSMAS筋膜に照射し、組織を収縮させます。この「引き締め」効果によって、たるみの土台が安定し、顔全体が引き締まった状態になります。

この引き締まった土台に対して糸リフトを行うことで、糸が引っかかりやすくなり、より効率的に、そして効果的に皮膚組織を引き上げることが可能になります。

いわば、畑を耕してから種をまくように、下準備を整えることが大切です。

先にハイフを行うことのメリット

先にハイフを行うことで、いくつかのメリットが得られます。

まず、顔全体の脂肪が引き締まることで、糸リフトでどの部分をどのくらい引き上げるべきか、より正確なデザインが可能になります。また、必要な糸の本数を減らせる可能性もあり、体への負担や費用の軽減につながることもあります。

さらに、ハイフによる引き締め効果が糸リフトの効果を長持ちさせるサポート役も果たします。

施術の順番による効果の違い

順番	メリット	注意点
ハイフ → 糸リフト	リフトアップ効果の増強、持続性の向上、糸の本数を減らせる可能性	施術間隔を適切に空ける必要がある
糸リフト → ハイフ	糸が熱で変性・断裂するリスク、リフトアップ効果が減弱する可能性	推奨されないことが多いが、医師の判断による場合もある

先に糸リフトを行う場合のリスクと注意点

もし先に糸リフトを行い、その後にハイフを照射すると重大なリスクが伴います。

ハイフの熱エネルギーがすでに皮下に挿入されている糸に影響を与え、糸が変性したり、最悪の場合、断裂してしまったりする恐れがあります。

特に、熱に弱い素材の糸を使用している場合は注意が必要です。糸リフトで得られたリフトアップ効果が失われるだけでなく、予期せぬトラブルにつながる可能性も否定できません。

医師が順番を判断する基準

基本的には「ハイフが先」ですが、患者様のお肌の状態やたるみの程度、使用する糸の種類によっては、医師が異なる判断をする場合もゼロではありません。

例えば、非常にたるみが強く、まず糸で大まかに引き上げてから細部をハイフで整えるといった特殊なケースも考えられます。

しかし、これはあくまで例外的なケースです。

自己判断で順番を決めず、必ず経験豊富な医師の診断のもと、ご自身にとって最も安全で効果的な治療計画を立てることが重要です。

糸リフトとハイフ(HIFU)を併用する際の適切な施術間隔

併用治療の効果と安全性を高めるためには、施術間に適切な期間を設けることが重要です。

先にハイフを行った場合は最低1ヶ月、先に糸リフトを行った場合は最低3ヶ月〜半年以上の間隔を空けるのが一般的です。この期間は、組織の回復や効果が安定するのを待つために必要となります。

ハイフ後の糸リフト｜推奨される期間

先にハイフの施術を受けた場合、糸リフトを行うまでには、少なくとも1ヶ月程度の間隔を空けることを推奨します。これは、ハイフによる熱ダメージからの組織の回復と、引き締め効果が安定するのを待つためです。

ハイフの効果は施術直後から少しずつ現れ、1ヶ月から3ヶ月かけてピークに達します。

効果が安定し始めたタイミングで糸リフトを行うことで、引き締まった土台を最大限に活かしたリフトアップが可能になります。

糸リフト後のハイフ｜推奨される期間

基本的には推奨されない順番ですが、何らかの理由で糸リフト後にハイフを受ける場合は、より長い期間を空ける必要があります。

一般的には、最低でも3ヶ月から6ヶ月、できれば1年程度の間隔を空けることが望ましいです。

これは、挿入した糸が組織に完全に馴染み、糸周辺のコラーゲン生成が落ち着くまで待つためです。また、糸の変性リスクを少しでも避けるという安全上の理由もあります。

施術を受ける際は、必ず糸リフトを受けたことを医師に伝え、慎重な判断を仰いでください。

推奨される施術間隔の目安

施術の順番	推奨される間隔	間隔を空ける主な理由
ハイフ → 糸リフト	1ヶ月以上	組織の回復とハイフの効果発現を待つため
糸リフト → ハイフ	3ヶ月～1年以上	糸の定着と変性リスクの低減のため

施術間隔が短すぎる場合のリスク

推奨される期間よりも短い間隔で次の施術を行うと、様々なリスクが生じます。

ハイフ後すぐに糸リフトを行うと、まだ回復していない組織に新たな刺激を与えることになり、過度な炎症や腫れ、痛みを引き起こす可能性があります。

逆に、糸リフト後すぐにハイフを行うと、前述の通り糸がダメージを受け、リフトアップ効果が損なわれるリスクが高まります。

安全に最大の効果を得るためにも、焦らずに適切な期間を待つことが大切です。

施術間隔を空けすぎる場合の効果への影響

適切な間隔を空けることは重要ですが、逆に期間を空けすぎると、併用治療の相乗効果が薄れてしまう可能性も考えられます。

例えば、ハイフの効果が薄れ始めた頃に糸リフトを行っても、引き締まった土台を活かすというメリットが十分に得られません。

医師と相談の上、ご自身の肌の状態やライフスタイルに合わせた、効果的な治療スケジュールを計画することが満足のいく結果につながります。

あなたのたるみはどのタイプ？併用治療計画の個別最適化

たるみの原因は一つではなく、「皮膚」「脂肪」「筋肉」など複数の要因が絡み合っています。

ご自身のたるみの主な原因を正しく診断し、それに合わせてハイフと糸リフトのどちらに重点を置くか計画を立てることで、併用治療の効果を最大限に引き出すことができます。

皮膚のゆるみが主体の「皮膚たるみタイプ」

加齢や紫外線ダメージにより、皮膚の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚自体のハリや弾力が失われてたるみが生じるタイプです。

触ると皮膚が薄く、細かなちりめんじわも目立ちやすいのが特徴です。このタイプの方は、皮膚の引き締め効果が高いハイフを重点的に行い、肌全体の土台を再構築することが効果的です。

その上で糸リフトを用いて、特に気になる部分を優しく引き上げることで、自然でハリのある仕上がりを目指せます。

脂肪の下垂が目立つ「脂肪たるみタイプ」

元々皮下脂肪が多い方や、加齢によって頬やフェイスラインの脂肪が下垂してくるタイプです。ほうれい線の上やマリオネットラインの横に、ぽっこりとした脂肪のふくらみが見られるのが特徴です。

このタイプの方には、物理的に脂肪組織を持ち上げることができる糸リフトが非常に有効です。

ハイフで顔全体の輪郭を引き締めた後に、下垂した脂肪を糸リフトで的確な位置に戻すことで、シャープですっきりとしたフェイスラインを形成できます。

たるみのタイプ別特徴とアプローチ

たるみのタイプ	主な原因	推奨されるアプローチの重点
皮膚たるみタイプ	コラーゲン・エラスチンの減少	ハイフによる引き締め＋補助的な糸リフト
脂肪たるみタイプ	皮下脂肪の下垂	糸リフトによる引き上げ＋ハイフによる輪郭形成
筋肉たるみタイプ	SMAS筋膜・表情筋の衰え	ハイフによる土台強化＋糸リフトによる支持

筋肉の衰えによる「筋肉たるみタイプ」

皮膚の土台であるSMAS筋膜や表情筋がゆるむことで、皮膚や脂肪を支えきれなくなり、顔全体が下がってくるタイプです。たるみの程度が大きく、フェイスラインが大きく崩れて見えることもあります。

このタイプの方には、SMAS筋膜に直接アプローチできるハイフが不可欠です。まずハイフで土台を強力に引き締め、ゆるんだ筋膜を立て直します。

その上で、糸リフトを使って皮膚と脂肪をしっかりと支え、固定することで、より根本的なたるみ改善が期待できます。

自分に合った治療法を見つけるためのカウンセリングの重要性

実際には、これらのタイプが複合しているケースがほとんどです。ご自身のたるみがどのタイプに当てはまるのか、どの治療をどの程度行うべきかを自己判断するのは困難です。

経験豊富な医師によるカウンセリングで、専門的な視点から肌の状態を正確に診断してもらうことが、満足のいく結果への近道です。

カウンセリングではご自身の希望や不安をしっかりと伝え、納得のいく治療計画を一緒に立てていきましょう。

併用治療を受ける前に知っておきたい注意点とダウンタイム

糸リフトとハイフの併用治療には、それぞれの施術に伴う腫れや内出血、痛みといったダウンタイムやリスクが存在します。

安全に効果的な治療を受けるためには、これらのリスクを事前に理解し、信頼できるクリニックで適切なアフターケアについて説明を受けることが重要です。

併用治療における一般的なリスク

併用治療のリスクは、基本的にはそれぞれの施術のリスクを合わせたものになります。糸リフトでは、腫れ、痛み、内出血、ひきつれ感、凹凸感などが起こる可能性があります。

ハイフでは、赤み、腫れ、筋肉痛のような鈍痛、まれにやけどや神経損傷のリスクがあります。

症状のほとんどは一時的なものですが、万が一、長引く場合や異常を感じた場合は、すぐに施術を受けたクリニックに相談してください。

ダウンタイムの主な症状と期間

症状	糸リフト後	ハイフ後
腫れ・むくみ	数日～1週間程度	数時間～1日程度
痛み・鈍痛	数日～2週間程度	数日～1週間程度
内出血	1～2週間程度	まれに起こる

ダウンタイム中の過ごし方とケア方法

ダウンタイムをできるだけ短く、そしてきれいに仕上げるためには、施術後のセルフケアが重要です。

施術当日は、飲酒や長時間の入浴、激しい運動など、血行を促進する行為は避けましょう。腫れや痛みが気になる場合は、保冷剤などで軽く冷やすと和らぎます。

また、施術部位への強いマッサージや、口を大きく開ける行為（歯科治療など）は、1ヶ月程度は控えるようにしてください。

紫外線対策と保湿も忘れずに行いましょう。

施術を受けられない方の条件

安全に治療を受けていただくため、以下に該当する方は、施術を受けられない場合があります。カウンセリングの際に、必ず医師に申告してください。

• 妊娠中、授乳中の方
• ケロイド体質の方
• 重度の皮膚疾患や感染症がある方
• 血液をサラサラにする薬を服用中の方
• 金属アレルギーがある方（糸リフトの場合）

クリニック選びで確認すべきポイント

満足のいく結果を得るためには、技術力と経験が豊富な医師が在籍する、信頼できるクリニックを選ぶことが何よりも大切です。

カウンセリングの丁寧さ、リスクや費用についての説明が明確か、アフターフォロー体制が整っているかなどを確認しましょう。

また、糸リフトとハイフの両方の施術実績が豊富なクリニックを選ぶと、より安心して治療を任せることができます。

糸リフトとハイフ(HIFU)の併用に関するよくある質問

糸リフトとハイフの併用治療を検討する際、多くの方が抱く痛みや費用、施術間隔などの疑問についてお答えします。

併用した場合、痛みは強くなりますか？

併用したからといって、痛みが単純に2倍になるわけではありません。それぞれの施術で感じる痛みの種類が異なります。

ハイフは骨の近くでチクチクとした熱感や響くような痛み、糸リフトは麻酔をするため施術中の痛みは少ないですが、術後に鈍痛や引きつれるような感覚が出ることがあります。

当院では、痛みを最小限に抑えるため、麻酔クリームや局所麻酔など、様々な工夫を行っていますので、痛みに不安がある方はお気軽にご相談ください。

同時に施術を受けることはできますか？

「ハイフ→糸リフト」の順番であれば、同日に施術を行うクリニックもあります。しかし、それぞれの施術による肌への負担を考慮し、組織の反応を見ながら段階的に進める方がより安全で確実な場合もあります。

当院では、患者様のお肌の状態やご希望を伺った上で、同日施術が可能か、あるいは一定期間を空けるべきかを判断しています。まずはカウンセリングで適切なスケジュールをご提案します。

効果はいつから実感できますか？

併用治療の場合、効果の現れ方は段階的です。まず、糸リフトによる物理的な引き上げ効果は、施術直後から実感できます。

その後、ハイフによる引き締め効果や、両施術によるコラーゲン増生効果が1ヶ月から3ヶ月かけて徐々に現れ、肌のハリや弾力がさらに高まっていきます。

最終的な仕上がりと効果のピークは、施術後3ヶ月頃に感じられる方が多いです。

併用治療の費用はどのくらいかかりますか？

費用は、それぞれの施術の料金を合わせた金額になります。具体的な金額は、ハイフのショット数や、糸リフトで使用する糸の種類と本数によって変動します。

たるみの状態や目指す仕上がりによって、必要な治療内容が異なるためです。

カウンセリングの際に、お見積もりを明確に提示しますので、ご納得いただいた上で治療に進むことができます。ご予算に応じた治療プランの提案も可能ですので、ご安心ください。