糸リフトは、妊娠中・授乳中の方には原則として推奨されない施術です。局所麻酔薬や施術に伴う感染リスクが母体と胎児・乳児に影響を及ぼす可能性があり、多くの医療機関が妊娠中・授乳中の施術を見送るよう案内しています。
妊娠前に施術を済ませる場合は、ダウンタイムや体調の回復を見越して余裕あるスケジュールを組むことが大切です。卒乳後であれば、ホルモンバランスが落ち着いた時期を見計らって施術を検討できます。
この記事では、糸リフトが妊娠中・授乳中に推奨されない具体的な理由と、施術を受けるのに適したタイミング、そして妊娠・授乳期間中に実践できるたるみ予防ケアについて詳しく解説します。
医学博士
2014年 日本形成外科学会 専門医取得
日本美容外科学会 会員
【略歴】
獨協医科大学医学部卒業後、岩手医科大学形成外科学講座入局。岩手医科大学大学院卒業博士号取得、2014年に日本形成外科学会専門医取得。大手美容クリニックの院長を経て2017年より百人町アルファクリニックの院長を務める。
百人町アルファクリニックでは、糸を使った切らないリフトアップから、切開部分が目立たないフェイスリフトまで患者様に適した方法をご提案していますが、若返り手術は決して急ぐ必要はありません。
一人ひとりの皮下組織や表情筋の状態に合わせた方法を探し「安全性」と「自然な仕上がり」を第一に心がけているため、画一的な手術をすぐにはいどうぞ、と勧めることはしていません。
毎回手術前の診断と計画立案に時間をかけすぎるため、とにかく安く、早くこの施術をして欲しいという方には適したクリニックではありません。それでも、リフトアップの施術を年間300件行っている実績から、患者様同士の口コミや他のドクターからのご紹介を通じ、全国から多くの患者様に当院を選んでいただいています。
このサイトでは、フェイスリフトやたるみに関する情報を詳しく掲載しています。どうか焦らず、十分に勉強した上で、ご自身に合ったクリニックをお選びください。もちろん、ご質問やご相談があれば、いつでもお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
糸リフトは妊娠中・授乳中に受けるべきではない施術です
結論として、糸リフトは妊娠中・授乳中の方が受けるべきではありません。妊娠期・授乳期は母体にも赤ちゃんにも特有のリスクが生じるため、多くの医師が施術の延期を勧めています。
| 時期 | 主なリスク | 推奨される対応 |
|---|---|---|
| 妊娠中 | 麻酔薬の胎盤通過、感染症リスク | 施術を出産後まで延期 |
| 授乳中 | 薬剤の母乳移行、回復時間の不足 | 卒乳後に改めて検討 |
| 妊娠前 | 直後に妊娠すると治癒が不完全に | 妊活の3か月以上前に完了 |
妊娠中の美容施術を見送るべき医学的な背景
妊娠中は体内のホルモン環境が大きく変わります。エストロゲンやプロゲステロンの分泌量が増え、血液量や免疫機能にも変化が起こるため、通常とは異なる身体反応が出やすい時期です。
美容施術に使われる局所麻酔薬は、少量であっても胎盤を通じて胎児に届く可能性が指摘されています。臨床データが十分にそろっていない現状では、不要なリスクを避けるのが賢明な判断といえるでしょう。
また、妊娠初期は胎児の器官形成が進む時期であり、外的な刺激や薬剤の影響に対して特に注意が必要です。多くの学術文献でも、選択的な美容施術は少なくとも妊娠第2期以降に延期するよう推奨されています。
授乳中に施術を控えたほうがよい3つの理由
授乳中に糸リフトを控えるべき理由は、大きく分けて3つあります。1つ目は、施術に使用する局所麻酔薬や鎮痛薬が母乳を通して乳児に移行する可能性です。リドカインのように母乳中への移行が少ないとされる薬剤もありますが、十分な安全データはそろっていません。
2つ目は、産後のホルモン変動が肌の状態を不安定にしている点です。授乳中は肌のコンディションが日々変化しやすく、糸リフトの効果が想定どおりに発揮されない場合があります。
3つ目は、育児中のライフスタイルです。糸リフト後には一定のダウンタイムが必要ですが、授乳や夜間の育児で十分な安静を確保するのは現実的に難しいことが多いでしょう。
施術前に妊娠が判明したときの冷静な対応
糸リフトの予約後に妊娠が判明した場合は、まずクリニックに連絡して施術を延期してください。多くの医療機関では、妊娠が確認された時点で施術のキャンセルや日程変更に柔軟に応じてくれます。
すでに施術を受けた直後に妊娠がわかったケースでも、糸リフトで使われる糸の素材自体が全身に重大な影響を与えるという報告は今のところ見当たりません。ただし、過度に不安を抱え込まず、担当医と産婦人科の両方に状況を伝えて経過を見守ることが大切です。
妊娠中の糸リフトが母体と胎児にもたらすリスク
妊娠中に糸リフトを受けると、局所麻酔薬の胎盤通過、感染症への対処の制限、ホルモンによる効果の不安定化という3つのリスクが重なります。どれも単独では軽微に見えても、妊娠という特殊な状態では無視できない問題です。
局所麻酔薬が胎盤を通過して胎児に届く
糸リフトでは施術部位にリドカインなどの局所麻酔薬を注射します。リドカインは妊娠カテゴリーBに分類され、一般的な用量では比較的安全とされていますが、胎盤を通過する性質を持っています。
万が一、注射が血管内に入った場合や高用量を使用した場合には、胎児の心臓や中枢神経系に影響が及ぶリスクが報告されています。美容施術で使われる麻酔量は少量ではあるものの、妊娠中という条件下では「念のため避ける」というのが医学的に妥当な姿勢です。
感染症リスクと使える抗生物質の制限
糸リフトは皮膚に針やカニューレを通す施術であるため、まれに細菌感染を起こすことがあります。通常であれば抗生物質で対処しますが、妊娠中は使用できる薬剤が限られます。
テトラサイクリン系やフルオロキノロン系の抗生物質は妊娠中に禁忌とされており、感染が起きた場合の治療選択肢が狭まるのは大きなリスクです。施術そのものの感染率は低いとはいえ、万一のときに十分な対処がとりにくい状況で施術を受けることは避けるべきでしょう。
妊娠中に使用が制限される主な薬剤
| 薬剤の種類 | 妊娠中の使用 | 主な懸念 |
|---|---|---|
| テトラサイクリン系 | 禁忌 | 胎児の歯や骨への影響 |
| フルオロキノロン系 | 原則禁忌 | 軟骨発育への影響の可能性 |
| NSAIDs(鎮痛薬) | 妊娠後期は禁忌 | 胎児の動脈管早期閉鎖 |
ホルモン変化が施術の仕上がりを不安定にする
妊娠中はエストロゲンの増加によって皮膚のコラーゲン代謝が変化し、肌のハリや弾力が通常とは異なる状態になります。糸リフトは皮下組織に糸を挿入してリフトアップする施術ですが、組織の状態が普段と違えば、引き上げ効果の持続期間にも影響が出かねません。
さらに、妊娠中はむくみが生じやすく、顔の輪郭自体も変化します。出産後に元の状態へ戻る過程で糸の位置にずれが生じたり、仕上がりが想定と異なったりする可能性があるため、施術のタイミングとしては適していません。
授乳中に糸リフトを避けるべき具体的な根拠
授乳中の糸リフトは、薬剤の母乳移行、ホルモン変動による効果の不安定さ、そしてダウンタイムの確保の難しさという3つの問題から推奨されません。出産を終えたとはいえ、授乳期はまだ身体が回復途上にあります。
薬剤成分が母乳を通じて乳児に移行する
糸リフトの施術時に使用する局所麻酔薬や術後に処方される鎮痛薬は、微量ながら母乳中に分泌される可能性があります。リドカインについては母乳への移行量が少ないとされていますが、乳児に対する安全性を十分に裏づけるデータは限られています。
授乳中の母体に薬剤を投与した場合、その成分がどの程度母乳に移行し、乳児の体内でどのように代謝されるかは個人差が大きいです。安全を優先するなら、授乳が完了するまで施術を待つのが望ましい判断といえます。
授乳中に注意したい薬剤成分
- リドカイン:母乳移行量は少ないが、長時間使用時は注意
- エピネフリン(血管収縮剤):少量なら問題は少ないとされる
- 抗生物質(一部):種類により母乳移行率が異なる
- NSAIDs系鎮痛薬:短期使用は比較的安全とされるが要相談
産後のホルモン変動と肌質の変化
出産直後から卒乳までの期間は、プロラクチンの分泌が活発な一方でエストロゲンの分泌は低下しています。この独特なホルモンバランスにより、肌の水分保持力や弾力性が低下しやすくなります。
肌のコンディションが不安定な時期に糸リフトを受けても、糸の固定力やリフトアップ効果が十分に発揮されない場合があります。せっかく施術を受けるなら、ホルモンが安定して肌のターンオーバーが整った時期を選ぶほうが満足度の高い結果につながるでしょう。
育児中は十分なダウンタイムを確保しにくい
糸リフトの施術後は、腫れや内出血が引くまでに1〜2週間ほどのダウンタイムがあります。この期間は激しい運動や顔への圧迫を避ける必要がありますが、赤ちゃんの抱っこや授乳姿勢では顔に力がかかりやすくなります。
また、夜間の授乳で十分な睡眠がとれない状態では、身体の回復力も低下します。無理に施術を受けてダウンタイム中に適切なケアができないと、仕上がりに影響が出たり、合併症のリスクが高まったりするおそれがあります。
糸リフトで使う素材ごとの安全性データの現状
現在、糸リフトに使用される素材はPDO・PLLA・PCLの3種類が主流ですが、いずれの素材についても妊娠中・授乳中の安全性に関する臨床データは十分に存在しません。素材の違いを知ったうえで医師と相談することが大切です。
PDO(ポリジオキサノン)糸の吸収と体への負担
PDO糸は、外科手術の縫合糸として長年使われてきた素材を美容施術に応用したものです。体内に挿入されたPDO糸はおよそ6〜8か月で加水分解され、最終的に水と二酸化炭素に分解されて体外へ排出されます。
分解の過程で周囲の組織にコラーゲンの生成を促す作用があるとされ、糸が吸収された後も一定期間リフトアップ効果が持続します。ただし、妊娠中や授乳中の女性を対象にPDO糸の安全性を検証した研究は見つかっておらず、この時期の使用について明確な安全保証はありません。
PLLAやPCL素材の特徴と持続期間
PLLA(ポリ-L-乳酸)糸はPDOよりも分解速度が遅く、体内での持続期間は約12〜18か月とされています。コラーゲン生成を促す力が比較的強いとされ、効果の持続を重視する方に選ばれることが多い素材です。
PCL(ポリカプロラクトン)糸はさらに長い持続性を持ち、約24か月ほどかけてゆっくりと分解されます。いずれの素材もFDAが認可した医療用ポリマーですが、妊娠・授乳中の女性に特化した安全性試験は行われていません。
すべての素材で妊娠・授乳期の臨床データが足りない
PDO・PLLA・PCLのいずれも、生体適合性が高く通常使用における安全性は確認されています。しかし、妊娠中や授乳中の女性を対象とした臨床試験は倫理的な観点から実施が困難であり、各素材の添付文書でも妊娠中・授乳中の使用は推奨されていません。
臨床データがないことは「危険である」という意味ではなく、「安全性を証明できていない」ということです。この違いを正しく理解したうえで、妊娠や授乳の計画がある場合は医師と十分に話し合って判断してください。
糸リフトの主な素材比較
| 素材名 | 分解期間 | 妊娠・授乳期の安全性データ |
|---|---|---|
| PDO | 約6〜8か月 | 臨床データなし |
| PLLA | 約12〜18か月 | 臨床データなし |
| PCL | 約24か月 | 臨床データなし |
妊娠前に糸リフトを受けるなら知っておきたいスケジュール
「妊娠する前に糸リフトを済ませたい」と考えている方は、施術後の回復期間や妊活の開始時期から逆算してスケジュールを組む必要があります。余裕をもった計画が、安心して施術と妊娠に臨むための鍵です。
施術後の回復期間とダウンタイムを計算に入れる
糸リフトの施術後は、腫れや内出血が落ち着くまでにおおむね1〜2週間、糸が組織にしっかりなじんで効果が安定するまでに1〜3か月ほどかかります。この間に妊娠した場合、ホルモン変化によって施術効果に影響が出る可能性も否定できません。
施術直後に体内では糸の周囲に軽い炎症反応が起きており、この反応がコラーゲン生成を促すとされています。身体が妊娠という別の大きな変化を迎える前に、この回復過程をしっかり完了させておくことが望ましいでしょう。
妊活開始から逆算した施術時期の目安
多くの医師は、糸リフト後少なくとも3か月、理想的には6か月程度の間隔を空けてから妊活を始めることを推奨しています。糸が組織になじみ、施術部位が完全に安定した状態で妊娠に臨めるようにするためです。
妊娠前の糸リフトスケジュール例
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 施術6か月前 | クリニックでカウンセリングを受ける |
| 施術当日 | 糸リフト施術 |
| 施術後1〜2週間 | ダウンタイム(腫れ・内出血の回復) |
| 施術後1〜3か月 | 糸の定着・効果の安定化 |
| 施術後3〜6か月以降 | 妊活開始の目安 |
上記はあくまで一般的な目安であり、使用する糸の種類や本数、個人の体質によって適した期間は異なります。担当医と相談のうえ、自分に合ったスケジュールを立ててください。
妊娠しうる時期に施術を受ける場合の注意点
避妊をやめた直後や妊活を始めたばかりの段階でも、妊娠の可能性はゼロではありません。このような時期に糸リフトを受ける場合は、施術前に妊娠検査を行い、施術当日に妊娠していないことを確認するのが安全です。
もし施術後に妊娠が判明しても、糸リフトの糸素材自体が胎児に深刻な影響を与えたという報告は現時点では確認されていません。とはいえ、不安を抱えたまま妊娠初期を過ごすことは精神的な負担にもなりえます。計画的に動くことで、余計な心配を減らせるでしょう。
卒乳後に糸リフトを再開できるタイミングの目安
卒乳後は、ホルモンバランスが整い身体のコンディションが安定してから糸リフトを検討するのが望ましい対応です。産後の肌の回復具合を見ながら、焦らずにタイミングを見定めましょう。
ホルモンバランスが安定するまでに必要な期間
授乳を終えた後、プロラクチンの値が低下してエストロゲンの分泌が回復するまでには、個人差があるものの一般的に2〜3か月程度を要します。月経が再開し、周期がある程度安定してきた頃が、ホルモンの面での一つの目安になるでしょう。
卒乳後の施術検討タイムライン
| 卒乳後の経過 | 身体の状態 |
|---|---|
| 1〜2か月 | ホルモン変動の移行期。肌の乾燥やゆらぎが続きやすい |
| 3〜4か月 | 月経の再開。肌のコンディションが徐々に安定 |
| 6か月以降 | ホルモンがおおむね安定し、施術検討が可能に |
ホルモンが安定する前に施術を受けると、効果の持続時間が短くなったり、肌トラブルが起きやすくなったりする可能性があります。急ぎたい気持ちがあっても、身体の準備が整ってからのほうが結果に満足しやすいといえます。
産後の肌状態はクリニックで評価してもらうべきか?
産後は妊娠前と比べて肌質が変わることがあります。乾燥しやすくなる方もいれば、皮脂の分泌量が変化する方もいるため、自分では判断しにくいケースも少なくありません。
施術前のカウンセリングで肌の弾力や皮下組織の厚みを医師に診てもらうことで、使用する糸の種類や本数を的確に選んでもらえます。産後の肌は妊娠前とは異なる可能性があるからこそ、改めてカウンセリングを受ける価値があるでしょう。
年齢やたるみの進行度に合わせた施術計画
糸リフトを受けるタイミングは、卒乳後の期間だけでなく年齢や肌のたるみ具合も考慮して決めるのが理想的です。30代前半で軽度のたるみであればPDO糸の細い糸で対応できることが多く、40代以降でたるみが進行している場合はPLLAやPCL糸の使用が検討されることもあります。
出産と育児を経て顔のたるみが気になり始める方は多いですが、産後すぐに焦って施術を受ける必要はありません。肌の状態が安定した時期に医師と相談し、自分の年齢と肌質に合った施術計画を立てることが満足度の高い結果への近道です。
妊娠・授乳中でも取り組めるたるみ予防セルフケア
糸リフトを受けられない妊娠中・授乳中でも、日常のケアでたるみの進行を抑えることは十分に可能です。今からできることを積み重ねておけば、産後に施術を受ける際の土台づくりにもなります。
紫外線対策と保湿ケアで肌のハリを維持する
紫外線は肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンを破壊し、たるみやしわの原因となります。妊娠中は肌が敏感になりやすいため、低刺激の日焼け止めを選んで日常的に塗布することが大切です。
保湿についても、ヒアルロン酸やセラミド配合の化粧品を取り入れて肌の水分量を保ちましょう。乾燥した肌はハリを失いやすく、たるみを加速させる一因になります。妊娠中でも使用できる成分を選べば、安全にケアを続けられます。
表情筋エクササイズでリフトアップ効果を狙う
顔の筋肉は加齢や使わないことで徐々に衰え、その結果として皮膚を支える力が弱まりたるみにつながります。表情筋エクササイズは道具を必要とせず、妊娠中や授乳中でも安心して行えるセルフケアです。
- 「あ・い・う・え・お」を大きく口を動かして発音する運動(1日3セット)
- 頬を膨らませて5秒キープし、ゆっくり空気を抜く運動
- 目を大きく見開いて5秒キープし、ぎゅっと閉じる目元のトレーニング
- 舌を上あごに押しつけて10秒キープする、あご下の引き締め運動
毎日5分程度、入浴中やスキンケアのタイミングに組み込むことで無理なく続けられます。即効性がある方法ではありませんが、筋肉の衰えを予防し、産後のリフトアップ施術の効果を高める下地になるでしょう。
産後に選べる糸リフト以外のリフトアップ施術
卒乳後のリフトアップ施術は糸リフトだけではありません。HIFU(高密度焦点式超音波)は皮膚の深い層に超音波エネルギーを届けてコラーゲンの再構築を促す施術で、メスや針を使わないため身体への負担が比較的少ないとされています。
また、RF(ラジオ波)治療は肌の真皮層を加熱してコラーゲンの産生を促し、引き締め効果を期待できます。糸リフトと比較するとダウンタイムが短い傾向があり、育児中のスケジュールに合わせやすいのが特徴です。
どの施術を選ぶかは、たるみの程度や希望する効果の持続期間、予算などによって異なります。カウンセリングで複数の選択肢を比較し、自分のライフステージに合った方法を見つけてください。
よくある質問
- 糸リフトの施術後に妊娠が発覚した場合、胎児への影響はありますか?
-
現時点で、糸リフトに使用されるPDOやPLLA、PCLといった素材が胎児に直接的な悪影響を及ぼしたという報告は確認されていません。これらの素材は体内で徐々に分解・吸収される生体適合性の高い医療用ポリマーです。
ただし、施術時に使用した局所麻酔薬や術後に服用した鎮痛薬については、妊娠初期の胎児への影響が完全に否定されているわけではありません。施術後に妊娠が判明した場合は、速やかに担当の医師と産婦人科医の両方に相談し、経過を見守ることをおすすめします。
- 糸リフトに使われるPDO糸は授乳中の母体に悪影響を及ぼしますか?
-
PDO糸そのものが授乳中の母体や乳児に悪影響を与えるという臨床報告は、現在のところ見つかっていません。PDO糸は体内で水と二酸化炭素に分解されるため、理論的には母乳への影響は極めて小さいと考えられています。
ただし、糸リフトの施術時に使用する麻酔薬や、万が一感染が起きた場合に処方される抗生物質が母乳を介して乳児に移行する可能性はあります。授乳中に施術を受けることの安全性は正式に証明されていないため、卒乳後まで待つのが推奨される対応です。
- 糸リフトを受けてから妊娠するまで、どのくらい期間を空けるのが望ましいですか?
-
一般的には、糸リフト後少なくとも3か月、できれば6か月程度の期間を空けてから妊娠を目指すことが推奨されています。施術後すぐは体内で糸の周囲に軽い炎症反応が起きており、コラーゲンの再生が進んでいる段階です。
この回復期間を経て糸が組織にしっかりなじみ、施術部位が安定した状態で妊娠に臨むほうが安心です。使用する糸の素材や本数によっても目安は変わりますので、担当医に自分の妊娠計画を伝え、個別にアドバイスを受けてください。
- 糸リフトは帝王切開後でも受けられますか?
-
帝王切開後であっても、身体が十分に回復し授乳が完了していれば糸リフトを受けることは可能です。帝王切開の傷の回復と糸リフトの施術部位(顔面)は直接関係しませんが、術後のホルモン変動や体力の回復は経腟分娩と同様に考慮する必要があります。
帝王切開後は腹部の創傷治癒に身体のエネルギーが使われるため、顔への美容施術は身体全体の回復を優先してからにしましょう。卒乳後かつ月経が安定し、日常生活で体調に問題がないことを確認したうえで、クリニックに相談してください。
- 糸リフトの効果は妊娠・出産によって失われますか?
-
糸リフトの効果が妊娠・出産によって完全に失われるとは限りませんが、影響を受ける可能性は否定できません。妊娠中の体重増加やむくみによって顔の脂肪量や水分量が変化し、出産後に体型が戻る過程でリフトアップ効果が薄れたと感じる方もいます。
糸リフトのリフト効果はおおむね1〜2年程度で徐々に薄れていくのが一般的です。妊娠前に施術を受けて出産後に効果の低下が気になった場合は、卒乳後に再施術を検討するという選択肢もあります。担当医に経過を相談しながら、追加施術の要否を判断しましょう。
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