フェイスリフトの麻酔は全身麻酔?局所麻酔?種類ごとのリスクと選び方

フェイスリフトの麻酔は、全身麻酔・局所麻酔・静脈内鎮静法の3種類が主流です。どれを選ぶかによって手術中の快適さや術後の回復スピードが変わります。

「全身麻酔は危険」「局所麻酔なら安全」と単純に割り切れるものではなく、手術の範囲や体質、持病によって適切な方法は一人ひとり異なるのが実情です。

麻酔に対する不安は、フェイスリフトを検討する方が最も多く口にする心配事の一つです。全身麻酔での術後の吐き気や体への負担を気にする方もいれば、局所麻酔で意識がある状態で手術を受けることへの恐怖を感じる方もいるでしょう。

この記事では、フェイスリフトに用いられる麻酔の種類ごとの特徴やリスクを整理し、担当医と相談する際の判断材料をお伝えします。ご自身の状況に照らしながら、納得のいく選択をする参考にしてください。

この記事を書いた人

百人町アルファクリニック 院長 荻野 和仁

荻野 和仁
百人町アルファクリニック 院長
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医学博士
2014年 日本形成外科学会 専門医取得
日本美容外科学会 会員

【略歴】
獨協医科大学医学部卒業後、岩手医科大学形成外科学講座入局。岩手医科大学大学院卒業博士号取得、2014年に日本形成外科学会専門医取得。大手美容クリニックの院長を経て2017年より百人町アルファクリニックの院長を務める。

百人町アルファクリニックでは、糸を使った切らないリフトアップから、切開部分が目立たないフェイスリフトまで患者様に適した方法をご提案していますが、若返り手術は決して急ぐ必要はありません。

一人ひとりの皮下組織や表情筋の状態に合わせた方法を探し「安全性」と「自然な仕上がり」を第一に心がけているため、画一的な手術をすぐにはいどうぞ、と勧めることはしていません。

毎回手術前の診断と計画立案に時間をかけすぎるため、とにかく安く、早くこの施術をして欲しいという方には適したクリニックではありません。それでも、リフトアップの施術を年間300件行っている実績から、患者様同士の口コミや他のドクターからのご紹介を通じ、全国から多くの患者様に当院を選んでいただいています。

このサイトでは、フェイスリフトやたるみに関する情報を詳しく掲載しています。どうか焦らず、十分に勉強した上で、ご自身に合ったクリニックをお選びください。もちろん、ご質問やご相談があれば、いつでもお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

目次

フェイスリフトの麻酔は全身麻酔・局所麻酔・静脈内鎮静法の3つが基本

フェイスリフトで採用される麻酔は、全身麻酔・局所麻酔・静脈内鎮静法の3種類に大別できます。手術の侵襲度や患者の健康状態に応じて、医師がこの中から適した方法を提案します。

麻酔の種類意識の状態主な特徴
全身麻酔完全に眠る広範囲の手術に対応でき、術中の痛みや記憶がない
局所麻酔意識がある手術部位だけを麻痺させるため身体への負担が小さい
静脈内鎮静法うとうとした状態点滴で鎮静薬を投与し、リラックスした状態を保つ

全身麻酔は広範囲のフェイスリフトになぜ使われやすいのか

ディープ・プレーン法(深部組織を扱う術式)のように手術範囲が広く、長時間にわたるフェイスリフトでは、全身麻酔が採用される傾向にあります。気管内挿管によって気道を確保し、呼吸を機械的に管理するため、術中に患者が動く心配がありません。

執刀医にとっても、動かない術野で精密な操作ができることは大きな利点です。顔面神経の走行を慎重に確認しながら組織を剥離する工程では、安定した環境がより安全な手術につながります。

一方で、全身麻酔には麻酔科医の常駐が求められ、設備の整った施設で行う必要があります。そのため、手術費用は局所麻酔のみで行うケースよりも高くなることが一般的です。

局所麻酔は日帰りフェイスリフトとの相性がよい

SMAS法やショートスカー法など、比較的侵襲の小さいフェイスリフトでは、局所麻酔のみで行う方法が広く行われています。経口の鎮静薬を併用することも多い選択肢です。

手術部位にリドカインなどの局所麻酔薬を注入し、必要に応じてエピネフリン(アドレナリン)を加えることで出血を抑える工夫がなされます。

全身麻酔に比べて身体への負担が軽いため、術後の回復が早い傾向があり、日帰り手術に適しています。174例の後方視的研究では、局所麻酔と経口鎮静の組み合わせにより、全身麻酔に関連するリスクを避けながら同等の安全性が確認されました。

ただし、意識が保たれるため、手術中の音や引っ張られる感覚に不安を覚える方もいます。事前にどの程度の感覚が残るかを担当医に確認しておくと安心でしょう。

静脈内鎮静法は全身麻酔と局所麻酔の中間に位置する

「眠ったような状態だが完全に意識を失うわけではない」のが静脈内鎮静法の特徴です。プロポフォールやミダゾラムなどの薬剤を点滴で少量ずつ投与し、鎮静の深さを調節しながら手術を進めます。

患者はうとうとしているものの、呼びかけに応じられる程度の意識を残すことが多く、気管内挿管が不要なケースもあります。全身麻酔に伴う術後の吐き気や嘔吐が起こりにくい点も、多くの方が魅力に感じるところです。

全身麻酔でフェイスリフトを受けるときのリスクと対処法

全身麻酔のリスクは健康な方であれば低く抑えられますが、ゼロではありません。気道管理上の合併症や術後の嘔気が代表的な注意点であり、事前の体調評価と設備体制がリスク軽減の鍵を握ります。

術後の嘔吐や気分不良は予防策で抑えられる

全身麻酔後に吐き気や嘔吐を経験する方は少なくありません。前向き研究では、全身麻酔を受けた患者の約50%が術後に嘔吐を訴えたのに対し、深い静脈内鎮静法では4.3%にとどまったとする報告があります。

とはいえ、制吐剤の予防投与やプロトコルの改善によって発生率は大幅に下げられます。術後の嘔吐は血圧の急上昇を引き起こし、血腫(術後の内出血による腫れ)のリスクを高める要因にもなるため、医療チームは予防に力を入れています。

全身麻酔によるフェイスリフトと血圧変動のリスク

全身麻酔の導入時や覚醒時には、血圧が急激に変動しやすくなります。フェイスリフトでは血腫が最も頻度の高い合併症であり、術中および術後の血圧管理が手術の成否を左右するといっても過言ではありません。

1,089例を解析した研究では、血圧・痛み・不安・嘔気を包括的に管理する麻酔プロトコルによって血腫率を0.9%まで低減できたと報告されています。麻酔の種類そのものよりも、周術期の血圧コントロール体制が合併症予防において重要な役割を果たします。

全身麻酔を受ける前に必要な健康チェック

全身麻酔には、術前の身体評価が欠かせません。心肺機能やアレルギー歴、服用中の薬の確認に加え、ASA分類(米国麻酔科学会の身体状態分類)によるリスク評価を行います。

抗凝固薬や抗血小板薬を使用している方は、出血リスク管理のため、手術の2週間前から休薬が求められることがあります。持病がある方は、かかりつけ医と麻酔科医の連携のもとで安全に手術を受けられる体制を整えることが大切です。

局所麻酔によるフェイスリフトの安全性と限界

「局所麻酔なら安心」と考える方は多いですが、すべてのフェイスリフトに対応できるわけではありません。局所麻酔はリスクが低い麻酔方法の一つである反面、手術範囲や患者の体質によっては適さないケースも存在します。

局所麻酔薬の中毒リスクと安全な使用量

局所麻酔で最も注意すべきリスクは、局所麻酔薬の過量投与による中毒症状です。リドカインをはじめとする局所麻酔薬には体重あたりの安全上限量が定められており、広範囲のフェイスリフトでは投与量が上限に近づきやすくなります。

そのため、希釈濃度を低くする、注入部位を分散させるといった工夫が行われます。エピネフリンを添加すると麻酔薬の吸収速度が遅くなり、使用可能量の幅が広がるメリットがある一方で、エピネフリンの血管収縮作用が術後の出血パターンに影響を与える可能性も指摘されています。

局所麻酔中に感じる不快感への対策

手術部位の痛みは麻酔で遮断できても、組織を引っ張る感覚や術中の音は意識下で伝わります。経口鎮静薬(ジアゼパムなど)を術前に服用する方法は、患者の不安を和らげつつ全身麻酔を回避できる実用的な選択です。

100例のディープ・プレーン法をタメセント局所麻酔のみで実施した報告では、覚醒下の患者が術中に顔面の感覚をフィードバックできるため、顔面神経損傷を回避する手がかりになったとされています。意識があることをデメリットではなくメリットとして活用する発想です。

局所麻酔だけでは対応が難しいフェイスリフトとは?

広範囲のディープ・プレーン法やフルフェイスリフトに加えて頸部形成術を同時に行う場合は、手術時間が長くなります。局所麻酔薬の総量も増加するため、体格や体質によっては安全量の範囲内に収まらない可能性があります。

そうした場合は静脈内鎮静法や全身麻酔への切り替えを検討する場面が出てきます。

担当医は手術計画を立てる段階で、術式の範囲と麻酔法のバランスを考慮します。複合的な施術を希望する場合は、麻酔法の選択について早めに相談しておくとよいでしょう。

静脈内鎮静法でフェイスリフトを行う場合のメリットと注意点

39名の前向き研究によると、静脈内鎮静法は全身麻酔と比較して術後の回復の質が高く、嘔気の発生率も低い結果が得られています。ただし、呼吸抑制への細やかなモニタリングが求められるため、安易な選択は禁物です。

鎮静の深さをコントロールできる柔軟性

静脈内鎮静法の大きな利点は、薬剤の投与速度を調整することで鎮静の深さをリアルタイムで変えられる点にあります。手術の核心部分ではやや深い鎮静をかけ、それ以外の時間は浅い鎮静に移行するといった柔軟な管理が可能です。

この方法であれば、全身麻酔のような完全な意識消失を伴わないため、覚醒時間が格段に短く、術後のふらつきや混乱も軽減されます。帰宅時間を早められる点は、日帰り手術を希望する方にとって魅力的でしょう。

呼吸抑制と誤嚥リスクへの備え

鎮静が深くなりすぎると、舌根沈下や呼吸回数の低下を招く恐れがあります。特にフェイスリフトでは口腔・咽頭周辺の操作が行われるため、気道管理への注意が通常の手術以上に欠かせません。

パルスオキシメーターによる酸素飽和度の連続監視やカプノグラフィー(呼気中の二酸化炭素濃度測定)を用いることで、呼吸状態の変化を早期に察知できます。万一に備えて気道確保器具を準備しておくことも、安全管理の基本です。

静脈内鎮静法が適さないケースとは?

重度の睡眠時無呼吸症候群を抱えている方や、鎮静薬への過敏反応歴がある方には、静脈内鎮静法の適用が慎重に検討されます。肥満度が高い場合も気道閉塞のリスクが上昇するため、全身麻酔による確実な気道確保が推奨されることがあります。

また、極度の不安が強い方は、浅い鎮静では落ち着かず手術中に体動してしまう場合があり、安全面から全身麻酔への変更が選ばれるケースも珍しくありません。

  • 重度の睡眠時無呼吸症候群がある方
  • BMIが高く気道閉塞リスクが懸念される方
  • 鎮静薬への過敏反応やアレルギー歴がある方
  • 極度の不安や恐怖心が強く体動のリスクがある方

上記のいずれかに該当する場合は、事前のカウンセリングで必ず医師に伝えてください。個々のリスクを評価したうえで、より安全な麻酔法が提案されます。

フェイスリフトの麻酔後に起こりやすい合併症と予防のポイント

麻酔の種類にかかわらず、フェイスリフトで最も多い合併症は血腫です。11,300例を分析した大規模研究では血腫の発生率は約1.1%であり、男性、高BMI、複合手術が独立したリスク因子として報告されています。

血腫の発生と麻酔中の血圧管理の関連

血腫の形成は、術中・術後の血圧上昇と密接に関わっています。収縮期血圧を120mmHg未満に維持する管理方針を採用した施設では、血腫の発生率が有意に低下したという報告もあります。

特に全身麻酔の覚醒時は、痛みや咳反射によって血圧が急上昇しやすいタイミングです。この時間帯にβ遮断薬やα作動薬を用いた血圧コントロールを行うことが、血腫予防の基本とされています。

リスク因子影響と対策
男性女性に比べて血腫率が高く、血管が太い傾向があるため入念な止血が重要
高血圧の既往術前からの降圧薬による安定管理と術中モニタリングの強化
抗凝固薬の使用出血リスク増大のため、術前2週間の休薬を検討

顔面神経損傷のリスクは麻酔法で変わるのか?

顔面神経の一時的な機能低下は、フェイスリフト全体で数%の頻度で報告されています。永続的な損傷はまれですが、表情筋の動きに影響を及ぼすため、患者にとっては深刻な問題です。

局所麻酔や浅い鎮静法では、術中に患者が顔の違和感を訴えることが神経損傷の早期発見につながる場合があります。全身麻酔でも筋弛緩薬の使用を避けることで、神経刺激装置による術中モニタリングが可能になります。

感染症と皮膚壊死のリスクを下げるために

術前の抗菌薬投与や無菌操作の徹底により、感染症の発生率は低く抑えられています。皮膚壊死は皮弁への過度な張力や血行不良が原因で起こりますが、発生頻度は低いものの喫煙者ではリスクが上昇します。

喫煙は血管収縮を引き起こし、皮弁の血流を低下させるため、多くの施設では手術の数週間前から禁煙を求めています。麻酔法の選択と並行して、生活習慣の見直しも合併症予防の一環として重要です。

フェイスリフトで後悔しない麻酔の選び方と術前カウンセリングの要点

手術範囲が限定的なら局所麻酔や静脈内鎮静法、広範囲の手術なら全身麻酔が有力候補という大まかな指針はあるものの、最終判断は個人の体質や希望を加味して決まります。以下のポイントを術前カウンセリングで整理しておくと、担当医との対話がスムーズに進みます。

手術の範囲と所要時間から麻酔を絞り込む

ミニリフトやMACS法のような短時間・限定範囲の手術は、局所麻酔で対応しやすい術式です。一方、ディープ・プレーン法や頸部形成術を含むフルフェイスリフトでは、3時間を超える場合もあり、全身麻酔の安定性が有利に働きます。

術式と麻酔の組み合わせは施設の方針や医師の経験によっても異なるため、複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較することも一つの方法です。

術式の例手術時間の目安一般的な麻酔法
ミニリフト・MACS法2〜2.5時間局所麻酔+経口鎮静
SMAS法2.5〜3.5時間局所麻酔+静脈内鎮静法または全身麻酔
ディープ・プレーン法3〜5時間全身麻酔または深い静脈内鎮静法

持病や服用中の薬が麻酔選択に与える影響

高血圧や糖尿病、心疾患などの持病がある場合、麻酔によるリスクの大きさは病状の安定度によって変わります。降圧薬を日常的に服用している方でも、十分にコントロールされていれば全身麻酔は安全に受けられます。

ワルファリンや抗血小板薬を使用中の方は、休薬期間の設定が必要となるため、内科医・麻酔科医・執刀医の三者で情報を共有する体制が求められます。サプリメントや市販薬にも出血リスクを高めるものがあるため、服用中のすべての薬剤を正確に申告してください。

カウンセリングで確認したい5つの質問

  • この術式ではどの麻酔法を推奨しますか、その根拠を教えてください
  • 私の持病や服用薬を考慮した場合、どの麻酔法が適していますか
  • 術後に嘔吐や血腫が起きた場合の対応体制はどうなっていますか
  • 麻酔科医は常駐していますか、それとも外部から招聘しますか
  • 術中に痛みや不安を感じた場合、どのように対処してもらえますか

これらの質問に対する医師の回答を聞くことで、そのクリニックの安全管理体制や考え方を把握できます。麻酔法に正解は一つではなく、信頼できる医師と十分に話し合ったうえで決めることが、安心してフェイスリフトに臨むための土台になります。

確認項目なぜ確認が大切か
施設の認定状況認定施設は設備や緊急対応の基準を満たしている証拠
麻酔科医の資格・経験術中の血圧管理や気道確保の質に直結する
術後の経過観察体制血腫や呼吸トラブルの早期発見には術後数時間の監視が欠かせない

よくある質問

フェイスリフトの麻酔で手術中に痛みを感じることはありますか?

局所麻酔が十分に効いていれば、切開や縫合による鋭い痛みはほとんど感じません。ただし、組織を引っ張る感覚や圧迫感は局所麻酔では完全には遮断できないため、わずかな違和感を覚える方もいます。

経口鎮静薬や静脈内鎮静法を組み合わせることで、こうした感覚への不安を大幅に軽減できます。全身麻酔であれば意識がないため、術中の痛みや感覚を知覚することはありません。いずれの方法でも、術中に我慢できない痛みが生じた場合は追加の麻酔薬で対処が可能です。

フェイスリフトの全身麻酔は身体に長期的な影響を残しますか?

健康な成人が適切な管理のもとで全身麻酔を受けた場合、長期的な後遺症が残ることはきわめてまれです。術後数日間は倦怠感やのどの違和感(気管内挿管の影響)を感じる方もいますが、いずれも一時的な症状です。

まれに術後の認知機能への影響が取り上げられることがありますが、美容手術の対象となる比較的健康な方においては、こうした報告は非常に少数にとどまっています。持病がある場合や高齢の方は、術前に麻酔科医の評価を受けることでリスクをさらに低減できます。

フェイスリフトの麻酔方法は手術当日に変更できますか?

原則として、麻酔方法は術前カウンセリングの時点で決定し、それに合わせた検査や準備を行います。当日の急な変更は、絶飲食の指示や準備する器材、スタッフの体制に影響するため、簡単には対応できません。

ただし、当日の体調不良や血圧の異常値が出た場合など、安全上の理由で医師が判断を変える場面はあり得ます。その場合は手術自体を延期するか、より安全性の高い方法に切り替えるかを医師と相談することになります。

不安がある方は、カウンセリングの段階で複数の選択肢について詳しく聞いておくと安心です。

フェイスリフトの麻酔後に吐き気が起きた場合はどう対処しますか?

術後の吐き気(PONV:術後悪心・嘔吐)は全身麻酔後に起こりやすい副作用の一つで、女性や乗り物酔いしやすい方に多い傾向があります。予防として、手術中から制吐薬を投与するプロトコルが多くの施設で採用されています。

嘔吐が起こると血圧が急上昇し、手術部位の血腫リスクが高まるため、術後も制吐薬の追加投与が行われます。局所麻酔や静脈内鎮静法では全身麻酔に比べて吐き気の発生率が低いとされており、嘔吐体質の方にはこれらの方法が適している場合があります。

フェイスリフトの局所麻酔で使うリドカインにアレルギーがある場合はどうなりますか?

リドカインに対する真のアレルギーは非常にまれですが、過去に局所麻酔薬で発疹やショック症状を起こした経験がある方は、必ず術前に申告してください。アミド型局所麻酔薬にアレルギーがある場合、エステル型の麻酔薬への切り替えや、全身麻酔への変更が検討されます。

多くのケースで「アレルギー」と思われた反応が、実際にはエピネフリンによる動悸や血管迷走神経反射であったというケースも報告されています。アレルギー検査を受けて原因物質を特定することで、より安全な麻酔計画を立てることが可能になります。

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