糸リフトの麻酔は、糸の入口と出口に打つ局所麻酔が基本です。痛みや緊張が強い人、本数が多い人は、笑気麻酔や静脈麻酔を組み合わせることがあります。局所麻酔が効いていても、注射のチクッとした痛みや、糸を通すときに引っ張られる・押される感じは残ることがあります。
局所麻酔の効き目は、薬液によって2時間弱から8時間ほどと幅があり、切れると痛みが出てきます。
麻酔代は麻酔の種類で大きく違い、2026年9月時点の美容クリニックの料金表を見ると、局所麻酔は施術料金に含む院もあり、笑気麻酔は3,300円〜1万450円、眠った状態で受ける静脈麻酔は3万1,900円〜5万5,000円でした。
医学博士
2014年 日本形成外科学会 専門医取得
日本美容外科学会 会員
【略歴】
獨協医科大学医学部卒業後、岩手医科大学形成外科学講座入局。岩手医科大学大学院卒業博士号取得、2014年に日本形成外科学会専門医取得。大手美容クリニックの院長を経て2017年より百人町アルファクリニックの院長を務める。
百人町アルファクリニックでは、糸を使った切らないリフトアップから、切開部分が目立たないフェイスリフトまで患者様に適した方法をご提案していますが、若返り手術は決して急ぐ必要はありません。
一人ひとりの皮下組織や表情筋の状態に合わせた方法を探し「安全性」と「自然な仕上がり」を第一に心がけているため、画一的な手術をすぐにはいどうぞ、と勧めることはしていません。
毎回手術前の診断と計画立案に時間をかけすぎるため、とにかく安く、早くこの施術をして欲しいという方には適したクリニックではありません。それでも、リフトアップの施術を年間300件行っている実績から、患者様同士の口コミや他のドクターからのご紹介を通じ、全国から多くの患者様に当院を選んでいただいています。
このサイトでは、フェイスリフトやたるみに関する情報を詳しく掲載しています。どうか焦らず、十分に勉強した上で、ご自身に合ったクリニックをお選びください。もちろん、ご質問やご相談があれば、いつでもお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
糸リフトは局所麻酔でも痛い?
糸リフトの痛みは、大きく分けて「施術中」と「施術後のダウンタイム中」の2つのタイミングで生じます。糸を挿入する施術中の痛みは麻酔によって最小限に抑えますが、麻酔注射の際にチクッとした感覚はあります。
施術後は、麻酔が切れると炎症によるズキズキとした痛みや、顔を動かした時の引きつれ感が出ることが一般的です。
施術中の痛み 針を刺すチクッとした感覚
糸リフトの施術では、まず糸の挿入口と出口に局所麻酔の注射を行います。この注射針が刺さる時に、チクッとした痛みを感じます。予防接種や採血の時と似た感覚です。
クリニックでは、この痛みを軽減するために極細の針を使用したり、注射の前に冷却(クーリング)を行ったりする工夫をしています。
麻酔が効き始めれば、その後の施術で強い痛みを感じることはほとんどありません。
糸を挿入する時の感覚 引っ張られる感じ
糸は針や先の丸い細い管(カニューレ)の中に入れて皮下組織に通します。局所麻酔がしっかりと効いている状態では、針や管が通る感覚はあっても、鋭い痛みとして感じることは通常ありません。
ただし、組織が引っ張られるような感覚や、グッと押されるような圧迫感を覚えることはあります。これを「痛い」と感じるか「違和感」と感じるかは個人差が大きい部分です。
もし施術中に痛みを感じるようであれば、すぐに医師に伝え、麻酔を追加してもらうことが重要です。
施術後のダウンタイム ズキズキ・チクチクする痛み
施術が終了し、麻酔が切れてくると、施術部位に痛みが出始めます。これは、糸という異物を挿入したことによる組織の炎症反応であり、正常な経過です。
痛み止めが処方されますので、それを服用することでコントロールできます。
ズキズキ、ジンジンとした拍動するような痛みや、時折チクッと針で刺されたような痛みが出ることがあります。
糸リフトで使う麻酔の種類
糸リフトの施術を快適に受けるために、麻酔は非常に重要です。痛みを完全になくすというよりは、痛みをコントロールし、不安や恐怖心を和らげる目的で使用します。
クリニックによって採用する麻酔の種類や組み合わせ方は異なりますが、一般的に局所麻酔を基本に、他の麻酔を併用することが多いです。
当院の糸リフトは原則、局所麻酔のみで行っています。怖い方には笑気麻酔か静脈麻酔を使い、全体の1割弱です。
局所麻酔 注射時の痛みとその対策
局所麻酔は、施術する部位(糸の挿入口など)に直接注射し、その部分の神経の働きを一時的に麻痺させる方法です。施術中の痛みを抑える基本となる麻酔です。
前述の通り、注射時には「チクッ」とした痛みを伴いますが、和らげるための工夫があります。
極細の針の使用、注入速度の調整、冷却などがその対策です。広い範囲を一度に効かせるために、神経の近くに注射するブロック麻酔を使う院もあります。注射の前に麻酔クリームやテープを使う院もあるため、対応の有無は相談の際に確認してください。
笑気麻酔 リラックスして恐怖心を和らげる
笑気麻酔は、医療用のガス(亜酸化窒素)を鼻から吸入する方法です。意識がなくなることはありませんが、お酒に酔ったようなフワフワとした心地よい感覚になり、不安や緊張が和らぐことがあります。皮膚の処置でも、痛みと不安を和らげる効果がある程度確かめられています。
局所麻酔の注射に対する恐怖心が強い方や、緊張しやすい方に適しています。
ガスの吸入をやめると短い時間で抜けるのも特徴です。笑気麻酔は皮膚の感覚をなくす麻酔ではないため、糸リフトでは局所麻酔と組み合わせて使います。
静脈麻酔 眠っている間に施術が終わる
静脈麻酔は、点滴から麻酔薬を投与し、ウトウトと眠ったような状態(鎮静状態)にする方法です。「寝ている間に全て終わらせてほしい」という方や、挿入する糸の本数が多い場合、または他の施術と組み合わせる場合に選択されます。
施術中の記憶は残りにくくなりますが、鎮静の深さによって異なります。ただし、麻酔からの覚醒に時間がかかるため、施術後はしばらく院内で休んでいただく必要があります。
主な麻酔の種類と特徴
| 麻酔の種類 | 特徴 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 局所麻酔 | 施術部位の痛みを抑える/意識ははっきり | 注射のときにチクッとした痛み |
| 笑気麻酔 | ガスの吸入で不安や緊張を和らげる/リラックスを促す | 皮膚の感覚はなくならないため局所麻酔と併用 |
| 静脈麻酔 | 点滴で鎮静薬を投与/眠ったような状態/鎮静の深さにより記憶が残りにくい | 施術後しばらく院内で休憩/当日は車などの運転を控える |
当院で静脈麻酔を使った方は、覚醒まで約1時間、回復室で休んでから帰宅します。
局所麻酔の注射の痛みを和らげる工夫
糸リフトは局所麻酔を基本に受けられる施術です。料金表に「局所麻酔込み」と書いている院もあります。局所麻酔だけでも施術中の痛みは抑えられますが、注射の痛みや、糸を通すときに引っ張られる感じは残ることがあります。
局所麻酔だけで受ける場合にも、注射の前後にできる工夫があります。注射の瞬間が苦手な人に合うのは、注射する場所を冷やす・振動を当てる・薬液を中和するといった工夫で、意識がある状態そのものが不安な人に合うのは、笑気麻酔の併用です。
注射する場所を冷やす・振動を当てる
注射の痛みを10段階で表すと、何もしない場合は平均4.2、注射する場所を冷やした場合は3.0、振動を当てた場合は3.5だったという、皮膚がんの手術を受けた400人の研究があります1)。
冷やす方法や振動を当てる方法は、注射する場所への対策です。希望するときは、自分で施術直前に冷やすのではなく、注射の準備として対応しているかを院に確認してください。
薬液を中和する工夫
局所麻酔の薬に重炭酸(炭酸水素ナトリウム)を混ぜて中和すると、注射の痛みの点数が平均2.35〜7.6点から0.64〜4.3点に下がったという、形成外科の研究のまとめがあります2)。
麻酔の種類を増やさなくても、薬液の工夫で注射の痛みを減らせることがあります。局所麻酔という同じ名前でも、使う薬液や調整の方法は院によってさまざまです。中和した薬液を使うかどうかも含め、注射の痛みへの対策を聞くと、その院で対応できる方法が分かります。
笑気麻酔を組み合わせる
注射の瞬間だけでなく緊張も気になる場合は、局所麻酔に笑気麻酔を組み合わせる方法を相談できます。笑気を使っていても、注射したことや押される感覚が分かる場合があります。追加する目的は、皮膚の感覚を取る局所麻酔を補い、痛みや不安を和らげることです。
| 工夫 | 研究で分かったこと | 気をつけること |
|---|---|---|
| 冷却・振動 | 皮膚の手術400人:注射痛は10段階で対策なし平均4.2、冷却3.0、振動3.5 | 院が注射の準備として対応しているかを確認 |
| 薬液の中和 | 形成外科の研究のまとめ:注射痛の平均点が2.35〜7.6から0.64〜4.3へ低下 | 使う薬液は院によって違う |
| 笑気の併用 | 同じ皮膚の手術400人:笑気使用時の注射痛は平均1.6/若い人・男性・鼻や唇などの手術で痛みが強い傾向 | 局所麻酔と組み合わせて使う/押される感覚は残ることがある |
糸リフトの麻酔はいつ切れる?
麻酔が切れるまでの時間は、麻酔の種類によって異なります。局所麻酔は施術部位の感覚が戻るまで、笑気麻酔は吸入をやめてから短い時間、静脈麻酔は院内で休んで帰れる状態になるまでが目安です。
| 麻酔 | 切れるまでの目安 | 研究で分かったこと |
|---|---|---|
| 局所麻酔 | 薬液によって平均112〜480分 | 薬液の種類や濃度、量で長さが変わる |
| 笑気麻酔 | 吸入をやめてから短い時間 | 紹介した研究に回復時間の数値なし |
| 静脈麻酔 | 院内で休み、帰宅できる状態になるまで | 美容外科1施設4,397件:回復に30分以上かかったのは1.7%、全員が当日帰宅 |
局所麻酔が効いている時間
局所麻酔が効いている時間は、薬液の種類や濃度、使う量などで変わります。施術直後は痛くなくても、麻酔が切れるにつれて帰宅後に痛みが出てくることがあります。施術の日の夜には切れて、痛みが出てくることが多いです。
痛みがまだなくても、処方された薬をいつ飲む指示になっているかは、院内にいるうちに確かめてください。
笑気麻酔・静脈麻酔が抜けるまで
笑気麻酔は吸入をやめると短い時間で抜けますが、静脈麻酔は施術後に院内で休んでから帰る流れです。静脈麻酔を選ぶ場合は、施術そのものの時間に加えて、回復を待つ時間もかかります。
静脈麻酔を受けた当日は車などを運転せず、帰宅方法をあらかじめ決めておきましょう。帰宅後のシャンプーや食事、寝るときの姿勢は、糸リフト当日の過ごし方の記事にまとめています。
麻酔が切れる前に処方どおり痛み止めを飲む
クリニックからは、痛み止め(主に非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)など)が処方されます。麻酔が切れる前や痛くなる前に飲むよう指示がある場合は、その処方どおりに服用してください。
我慢して痛みが強くなってから飲むと、薬が効き始めるまでに時間がかかり辛い時間を過ごすことになります。
当院では痛み止め(疼痛時)と抗生剤を3日分お渡ししています。
決められた用法・用量を守り、定期的に服用することをお勧めします。施術後の痛みがどのくらい続くか、冷やし方などの和らげ方は、糸リフトの施術中・施術後の痛みの原因と対処法で詳しく解説しています。
自分に合う麻酔はどう選ぶ?
笑気麻酔や静脈麻酔は、局所麻酔を土台に、痛みの感じ方や本数・範囲、眠って受けたいかどうかに合わせて足す麻酔です。全身麻酔が必要になるのは、大きな手術を同じ日に受ける場合などです。
痛みの感じ方には個人差がある
「自分は痛みに弱いから…」と施術をためらう方は少なくありません。実は、痛みの感じ方は体質やその日のコンディション、さらには心理状態によっても大きく変わります。
痛みを感じるボーダーラインを「痛みの閾値」と呼びます。この閾値には個人差があり、閾値が低い人は、他の人が「違和感」程度にしか感じない刺激を「痛み」として認識しやすい傾向があります。これは優劣の問題ではなく、単なる体質的な特徴です。
「痛かったらどうしよう」という不安や緊張が強いと、同じ刺激でも痛く感じることがあります。逆に、リラックスした状態では、痛みを感じにくくなります。麻酔そのものだけでなく、いかにリラックスして施術を受けられるかが重要です。
過去に受けた治療(例えば歯科治療など)で強い痛みを経験したことがあると、「治療=痛い」という記憶が残り、今回の施術に対しても無意識に身構えてしまいがちです。また、施術前に睡眠不足や疲れがあると、痛みに敏感になることがあります。
- 睡眠不足や疲労の蓄積
- 精神的なストレスや不安感
- 過去の痛みの経験(トラウマ)
痛みへの不安が強い人は、糸リフトが怖いと感じたときの不安への対処法も参考に、局所麻酔だけにこだわらず笑気麻酔や静脈麻酔の併用を相談してください。
本数・施術範囲に合わせて選ぶ
本数が少なく短い施術なら局所麻酔を基本に、注射が苦手な人や緊張しやすい人は笑気麻酔の併用を相談できます。本数が多い場合や、ほかの施術と同じ日に受ける場合、眠っているような状態を希望する場合は静脈麻酔も候補です。本数だけで自動的に決まるわけではなく、糸を入れる範囲や施術全体の長さ、本人の希望を合わせて検討します。
例えば、少ない本数でも注射への不安が強ければ、局所麻酔だけで我慢することを目標にする必要はないでしょう。反対に、本数が多いというだけで眠る麻酔に決めず、体調や希望と合わせて考えます。
| 状況 | 相談する麻酔 | 理由 |
|---|---|---|
| 本数が少なく短い施術 | 局所麻酔 | 施術部位の痛みを抑える基本の方法 |
| 注射が苦手・緊張しやすい | 局所麻酔+笑気麻酔 | 注射への不安や緊張への対策 |
| 本数が多い・範囲が広い・ほかの施術と同日・眠っていたい | 局所麻酔に加えて静脈麻酔を相談 | 施術全体の長さや希望に合わせて鎮静を検討 |
全身麻酔は必要か
糸リフトだけなら局所麻酔が基本で、眠って受けたいときも静脈麻酔が使われることが多く、全身麻酔は大きな手術と同時に行う場合などに限られます。眠ったような状態で受けられる静脈麻酔は、全身麻酔とは別の方法です。「眠って受けたい」と伝えたときは、提案された麻酔がどちらなのかを確かめてください。
全身麻酔の料金は、2026年9月時点のある美容クリニックの料金表で11万〜16万5,000円でした。糸リフト専用の料金ではなく、その院の麻酔料金の欄にある金額です。
麻酔代の目安
下の表は、2026年9月時点で美容クリニックが料金表に載せていた麻酔代の例で、全国の平均ではありません。麻酔代が施術料金に含まれるかで総額が変わるため、糸リフトの値段の相場も参考に、希望する麻酔を含んだ見積もりを確かめてください。
| 麻酔 | 料金表での扱い | 載せていた院の数 |
|---|---|---|
| 局所麻酔 | 施術料金に含むと明記 | 2院 |
| ブロック麻酔 | 別料金4,400円 | 1院 |
| 笑気麻酔 | 3,300円〜10,450円 | 1院(院全体の麻酔料金)/施術の区分で変動 |
| 静脈麻酔 | 31,900円〜55,000円 | 3院(うち2院は院全体の麻酔料金) |
麻酔を受ける前に確認したい注意点
麻酔で心配されやすいアレルギーはまれで、実際に起こりやすいのは、注射のあとの動悸や気分の悪さです。静脈麻酔を受けるなら、食事の制限や当日の運転について院の指示を守り、過去の麻酔で体調を崩したことがあれば事前に伝えます。
局所麻酔のアレルギーはまれ
局所麻酔による本当のアレルギーであるアナフィラキシーは非常にまれですが、起こる可能性はあります。不安による反応や、薬液に含まれるアドレナリンによる動悸が、アレルギーと間違えられることもあるため、「以前、麻酔で具合が悪くなった」という経験は具体的に伝えてください。歯科の麻酔などで起きたことも、今回の相談に含めて構いません。
動悸や気分が悪くなる反応
| 起こりうること | 研究での頻度 | 調べた対象 |
|---|---|---|
| アドレナリンによる動悸・震えなど | 2.2% | 手などの小手術387人 |
| 血管迷走神経反応(気分不良・ふらつきなど) | 1.8% | 同じ小手術387人 |
| 静脈麻酔の重い合併症(挿管・心停止など) | 0件 | 美容外科1施設の静脈麻酔4,397件 |
| 静脈麻酔中に血圧が上がり薬を使用 | 1.0% | 同じ施設の4,397件 |
こうした反応が起こりうると知っておけば、動悸やふらつきが出たときも慌てずに状況を伝えられるでしょう。不安による反応かアレルギーかを、その場で自分だけで判断する必要はないため、気分が悪くなったときはすぐに声をかけてください。
静脈麻酔を受ける前後の注意
静脈麻酔は、希望だけでなく体調や施術内容を確認したうえで選ぶ方法です。施術前の食事の制限、当日の運転や付き添いについては、受ける院の指示に従ってください。
事前に伝えること
麻酔方法を相談するときは次の情報を伝え、過去の麻酔で体調が悪くなったことがあれば、そのときの症状や受けた処置も分かる範囲で添えます。
- 持病
- 飲んでいる薬
- 過去の麻酔での体調不良
- アレルギー
- 妊娠の可能性
よくある質問
- 麻酔の注射はどれくらい痛いですか?
-
チクッとした痛みを感じます。痛みの感じ方には個人差がありますが、一般的には予防接種や採血と同程度か、それより軽いと感じる方が多いです。
多くの院で、注射の痛みを和らげるために細い針を使ったり、ゆっくり注入したりする工夫がされています。痛みが心配な方には、笑気麻酔を併用してリラックスした状態で行うことも可能です。
- 笑気麻酔だけで糸リフトを受けられますか?
-
笑気麻酔は皮膚の感覚をなくす麻酔ではないため、糸リフトでは局所麻酔と組み合わせて使います。笑気だけで受けることを前提にせず、局所麻酔の注射への不安も含めて相談してください。
- 糸の種類によって痛みの強さは変わりますか?
-
変わる可能性があります。一般的に、コグ(トゲ)が大きく、しっかりと組織を引き上げる力が強い糸の方が、術後の引きつれ感や痛みをやや感じやすい傾向があります。
どの糸が適しているか、痛みの出方も含めてカウンセリングで聞いておきましょう。
- 痛みが怖いです。施術を断念した方がよいでしょうか?
-
痛みが不安な方こそ、まずはご相談ください。痛みを理由に施術を諦める必要はありません。
不安の強さに合わせて、局所麻酔に笑気麻酔や静脈麻酔を組み合わせる方法を相談できます。説明を聞いても不安が強ければ、施術を受けないと決めてもよいでしょう。
当院でも、怖い方には笑気麻酔や静脈麻酔を使います。施術前には「やらない、という選択肢は必ず持っておいてください」ともお伝えしています。
参考文献
1) Lin MJ, Dubin DP, Khorasani H. (2019). Nitrous Oxide Reduces Pain Associated With Local Anesthetic Injections. Journal of cutaneous medicine and surgery, 23(6), 602-607. https://doi.org/10.1177/1203475419867606
2) Kim H, Hwang K. (2020). Onset, Duration, and Pain Score Obtained Using Lidocaine Mixed With Epinephrine and Bicarbonate in Plastic Surgery. The Journal of craniofacial surgery, 31(7), 1986-1990. https://doi.org/10.1097/SCS.0000000000006627
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5) Greene BHC, Lalonde DH, Seal SKF. (2021). Incidence of the “Adrenaline Rush” and Vasovagal Response with Local Anesthetic Injection. Plastic and reconstructive surgery. Global open, 9(6), e3659. https://doi.org/10.1097/GOX.0000000000003659
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