糸リフトでほうれい線そのものを消すことはできません。下がった頬を糸で引き上げ、口元にかかる影を浅くして目立ちにくくする施術です。頬のたるみが主な原因なら変化が出やすく、骨格の段差や深く刻まれたしわ、頬の脂肪の多さが原因だと変化は小さくなります。
頬へのヒアルロン酸と比べると、満足した人はヒアルロン酸70%・糸30%だったという報告があります1)。ただ、向いている顔の形がそれぞれ違い、数字だけで優劣は決まりません。この記事では、ほうれい線の型の見分け方、効果が出る人と出にくい人、ほかの治療との違い、効果が続く期間を順に説明します。
医学博士
2014年 日本形成外科学会 専門医取得
日本美容外科学会 会員
【略歴】
獨協医科大学医学部卒業後、岩手医科大学形成外科学講座入局。岩手医科大学大学院卒業博士号取得、2014年に日本形成外科学会専門医取得。大手美容クリニックの院長を経て2017年より百人町アルファクリニックの院長を務める。
百人町アルファクリニックでは、糸を使った切らないリフトアップから、切開部分が目立たないフェイスリフトまで患者様に適した方法をご提案していますが、若返り手術は決して急ぐ必要はありません。
一人ひとりの皮下組織や表情筋の状態に合わせた方法を探し「安全性」と「自然な仕上がり」を第一に心がけているため、画一的な手術をすぐにはいどうぞ、と勧めることはしていません。
毎回手術前の診断と計画立案に時間をかけすぎるため、とにかく安く、早くこの施術をして欲しいという方には適したクリニックではありません。それでも、リフトアップの施術を年間300件行っている実績から、患者様同士の口コミや他のドクターからのご紹介を通じ、全国から多くの患者様に当院を選んでいただいています。
このサイトでは、フェイスリフトやたるみに関する情報を詳しく掲載しています。どうか焦らず、十分に勉強した上で、ご自身に合ったクリニックをお選びください。もちろん、ご質問やご相談があれば、いつでもお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
ほうれい線ができる原因と4つの型
ほうれい線は、頬の下垂に骨格の段差や脂肪の変化、皮膚に刻まれたしわが重なってできる線です。どれが主な原因かによって、糸リフトで変わる度合いも違ってきます。
ほうれい線はなぜ目立つのか
ほうれい線は鼻の両脇から口元へ縦に走る深いしわで、表情によってくっきりする場合と、表情を変えなくても溝のように刻まれている場合があります。
笑うときにくしゃっと線が入るのは自然な動きですが、年齢とともに皮膚や頬の脂肪が下がってくると、線が定着しやすくなります。顔の中心にあるので、人からも目に入りやすい線です。
年齢によるたるみの影響
ほうれい線の深さには、年齢によるたるみが大きく関係しています。肌を支えるコラーゲンやエラスチンが減ると、頬がハリを失い、重力で下がりやすくなるためです。
その結果、頬の位置が下がり、ほうれい線が深く見えるようになります。さらに、加齢に伴う皮膚の弾力低下は、笑顔以外のときでもしわが残りやすい状態をつくります。
遺伝的要素や生活習慣との関係
「家族も同じようにほうれい線が深くて…」という声があるように、遺伝的にほうれい線が入りやすい骨格を持つ方もいます。鼻の脇から口元にかけて骨格の段差がある人は、比較的若いうちから線がくっきり出るのが特徴です。
一方、生活習慣の乱れや睡眠不足、過度なダイエットなども頬の肉がそげてほうれい線が強調されるきっかけになります。身近なところでいうと、スマートフォンを長時間見下ろす姿勢が続くと顎下や頬周りが下垂しやすくなるため、ほうれい線が深くなることも考えられます。
自分のほうれい線の型を鏡で確かめる方法
鏡の前で頬に指を添え、斜め上へそっと持ち上げてみてください。ほうれい線が薄くなるなら、頬のたるみが主な原因と考えられます。あお向けで手鏡を見て線が浅くなる場合も同じで、どちらでも溝が残るなら、刻まれたしわや骨格の段差が関わっています。
ほうれい線は原因によって型が分かれ、組織の硬さや厚さも顔の場所によって違うと報告されています。下の表は見た目から分けた目安で、いくつかの型が重なっている顔も少なくありません。鏡で見た変化を診察で伝えると、相談が進めやすくなります。
ほうれい線の型と糸リフトとの相性
| 型 | 見え方の特徴 | 糸リフトとの相性 |
|---|---|---|
| 頬のたるみ型 | 頬を上げると影が和らぐ | 変化を感じやすい傾向 |
| 骨格・くぼみ型 | 鼻の脇に段差が残る | 糸だけでは補いにくい |
| 刻まれたしわ型 | 頬を上げても折れ目が残る | 線そのものは残りやすい |
| 頬の脂肪が多い型 | 溝の上に厚みがある | 重さで戻りやすい傾向 |
糸リフトでほうれい線が薄く見える仕組み
糸で頬の組織を上へ動かすと、口元にかかる重みが減って溝が浅く見えます。どのくらい支えられるかは、糸の素材や形、入れる向きで変わります。
糸を皮膚の下に通して頬を引き上げる
糸リフトは、皮膚の下に医療用の特殊な糸を挿入して、たるみを上に引っ張り上げる施術です。顔の下垂した部分をふわっと持ち上げることで、頬の位置を高くし、ほうれい線の溝を目立ちにくくします。
使用される糸にはいくつかの種類があり、なかにはトゲのような突起が付いていて、組織にしっかり絡むことで引き上げ効果をサポートします。施術はメスを使わないため、顔への負担を小さくできる方法として注目されています。
糸の種類と特徴
| 糸の種類 | 特徴 |
|---|---|
| 溶ける糸(PDOなど) | 時間の経過とともに体内で分解され、コラーゲン生成を誘導する役割も期待できる |
| 溶けない糸 | 体内に残る素材で、後の除去が難しい場合もある |
「溶ける糸」や「溶けない糸」の選択は、医師と相談しながら決めるケースがほとんどです。いまは溶ける糸が広く使われています。素材や形による糸の違いは、糸リフトの種類と仕組みの記事で詳しく説明しています。
頬が上がると口元の影が浅くなる
ほうれい線が深く見えるのは、頬の中央が下がって口元にかぶさるためです。糸で頬を持ち上げるとかぶさりが減り、しわの境目がやわらいで見えます。
施術直後から「顔がスッキリした」「ほうれい線が気になりにくい」と感じるのは、この引き上げによる変化です。引き上げの強さは、糸を引く向きと頬のどこで固定するかで変わると報告されています。
糸のまわりでは数か月かけてコラーゲンが作られる
糸リフトには、引き上げに加えて、糸の刺激でまわりにコラーゲンが作られる働きも期待されています。溶ける糸は数か月かけて体に吸収される糸です。その間に、まわりの組織が少しずつ引き締まると考えられています。
ただ、この変化だけで深い溝が埋まるわけではありません。直後の引き上げが少しずつ戻っても、肌のハリとして残る部分がある、という程度に考えておくと期待とのずれが小さくなります。
ほうれい線に糸リフトが効く人・効きにくい人の違いは?
頬が下がって口元に影をつくっているなら、糸リフトで変化が出やすいタイプです。骨格の段差や深く刻まれたしわ、頬の脂肪の多さが主な原因の場合は、引き上げだけでは変化が小さくなります。
頬の軽いたるみが主な原因の人は変化が出やすい
一般的に、軽度~中程度のたるみで頬の位置を少し上げたい人には、糸リフトが合いやすい施術です。次のような人は、変化を感じやすい傾向があります。
- 頬を指で持ち上げると、ほうれい線が薄くなる
- たるみが軽度~中程度で、皮膚の余りは少ない
- 切る手術は避けたい、長い休みは取りにくい
頬が上がると、ほうれい線だけでなく、フェイスラインやマリオネットラインが目立ちにくくなる例もあります。顔の下半分に重さが集まっているタイプの人は、変化を実感しやすいでしょう。
骨格の段差や皮膚の余りが大きい人は変化が出にくい
たるみがかなり進んでいる人や皮膚が余っている人は、糸リフトだけでは満足できる変化を得にくくなります。鼻の脇が骨格でくぼんでいる場合も、頬を上げただけでは段差は残ったままです。こうしたときは、切開のフェイスリフト手術やくぼみを補う治療も選択肢に入ります。
頬の脂肪が厚いと、組織の重さを糸が支えきれず、引き上げた位置から戻りやすくなります。反対に脂肪が少なすぎる頬は、糸が引っかかる組織が少なく、支えが効きにくい状態です。口元はよく動く場所なので、引き上げた形が保たれにくい面もあります。
「効果なし」と感じる3つの理由
糸リフトを受けて「効果がなかった」と感じる理由は、主に次の3つです。
- ほうれい線の原因が糸に合っていなかった
- 時間がたって引き上げが戻った
- 施術前に「線が消える」と期待していた
骨格の段差や刻まれたしわが主な原因だと、頬が上がっても気になる溝は残ります。施術前に線がなくなる姿を思い描いていた場合も、物足りなさが残りやすいでしょう。
引き上げは施術直後から1か月まではっきり見られたものの、6か月で目立って弱まり、1年後には見られなくなったと報告されています。初めから変わらなかったのか、いったん上がってから戻ったのかで、次に選ぶ方法も変わります。
効果が足りずに再び受診した人は全体の3.4%で、年齢が高い人や糸の本数が多い人ほど多かったと報告されています2)。糸を多く入れるほど満足できるとは限らず、どこがどのくらい変わるのかを施術前にすり合わせておくことが、期待とのずれを防ぐ第一歩です。
ヒアルロン酸・フェイスリフトとの違い
くぼみや頬のやせはヒアルロン酸で補い、大きく余った皮膚は切開のフェイスリフトで取り除きます。糸リフトは下がった頬を引き上げる施術なので、ほうれい線の原因によって合う治療が変わります。
ヒアルロン酸はくぼみを補い、糸は頬を引き上げる
ヒアルロン酸は頬のやせた部分やくぼみに厚みを加え、周囲との段差をなだらかにする治療です。糸は頬の組織を上へ移して影を和らげるため、同じ線に対しても働きかける部分が異なります。線が目立つ理由が頬のやせなのか下垂なのかによって、適した方法は変わります。
ほうれい線が目立つ人に頬へのヒアルロン酸と頬の糸リフトを行って比べると、見た目の改善はヒアルロン酸のほうが良く、満足した人はヒアルロン酸70%・糸30%だったと報告されています1)。糸がほうれい線に効かないという意味ではなく、向いている顔の形が違うというのが結論です。
頬がこけた細い顔にはヒアルロン酸が合いやすく、顔の横幅を抑えて卵形に近づけたい人には糸が向いています。下垂とくぼみが重なっている顔では、両方を組み合わせる方法もあります。
フェイスリフト手術との違い
フェイスリフト手術は、側頭部や耳の周りなどを切開して、余分な皮膚や脂肪を取り除きながら顔全体を引き上げる方法です。糸リフトと比べて大きな変化を狙える場合が多いですが、その分切開や麻酔、術後のダウンタイムが糸リフトより長くなりがちです。
一方、糸リフトは顔の組織を大きく移動させるわけではないため、比較的リスクを抑えられることや、短いダウンタイムで日常に戻りやすいことが特徴です。
糸による施術と切開による引き上げの違い
| 項目 | 糸リフト | フェイスリフト手術 |
|---|---|---|
| 施術の身体への負担 | メスを使わず、皮下への糸の挿入だけで完了 | 側頭部や耳周辺を切開し、皮膚を引き上げ余分を切除する |
| 回復の目安 | 腫れ・内出血は1〜2週間ほど | 抜糸は約1週間後・腫れは1〜2週間・なじむまで3〜6か月 |
| リフト効果 | 軽度~中程度のたるみに適しており、施術直後から体感しやすい | 余分な皮膚を切除し、大きな変化を目指す |
| 持続期間 | 半年〜1年ほど(糸や入れ方で変わる) | 数年単位で続く |
どちらを選ぶかは、いまのたるみの程度と、回復にかけられる時間で変わります。糸で引き上げる施術と切る手術の比べ方は、別の記事で詳しく説明しています。
こんなときは糸リフトが向いている
まだ年齢的に大きく皮膚が垂れ下がっていない段階で「ほうれい線やフェイスラインを少し改善したい」という方には、負担の小さい糸リフトが向いています。
仕事や育児で忙しく、長期の休みを取りづらい方にとっても、数日で日常生活に戻りやすい糸リフトは魅力的です。また、「メスを入れるほどのたるみではない気がする」「やっぱり怖い」という心理的ハードルがある場合にも選びやすい選択肢になります。
こんなときはフェイスリフト手術が向いている
ほうれい線だけでなく、首元や顎下までたるみが進行している場合や、糸リフトを何度か試したものの思うような引き上げ効果が得られなかった方はフェイスリフト手術が向いています。
糸で動かせる範囲には限度があるため、たるみが大きい場合は切開による引き上げが希望に近づく場合があります。「糸リフトで様子を見てから、何年後かにフェイスリフト手術を検討する」という段階的な選択肢もありますので、自分の気持ちやタイミングを大切にしてください。
糸リフトの効果は半年〜1年ほど続く
頬が上がった状態が続くのは半年〜1年ほどが目安で、使う糸や入れ方によって変わります。施術直後の形がそのまま続くわけではなく、少しずつ元に戻っていきます。
糸リフトの持続期間はどれくらい?
「溶ける糸」は数か月かけて体に吸収される糸です。糸があった場所ではコラーゲンが作られると考えられています。施術直後とは違う形で引き上げを感じる方がいるのは、このためです。
一方、「溶けない糸」は吸収されず体内に残る素材で、あとから除去するのが難しい場合もあります。ただし、いずれも加齢や重力の影響は必ずあり、やがて自然な形で効果が薄れていく点は意識しておきましょう。
糸リフトの持続期間に関わるポイント
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 素材の種類 | 溶ける糸か溶けない糸かで持続期間が変わる |
| 本数 | 多く入れても長持ちするとは限らない |
| 個人の肌状態 | 弾力や代謝によって効果の感じ方や期間にばらつきが出やすい |
| 施術後の生活 | 過度なダイエットや不規則な睡眠が続くと効果が短くなる恐れがある |
多くの方は施術後半年ほどで「そろそろ効果が弱くなってきたかも?」と気づき、そのままさらに半年くらいかけて変化を見守ることが多いです。
引き上げが長く続いたと示せた研究はごくわずかで、ほとんどは持ちが限られていたと報告されています。糸リフトで期待できる変化と続く期間は、糸リフトの効果と持続期間の記事で詳しく説明しています。
効果が薄れてきたと感じるタイミング
糸リフトの効果が徐々に弱まってくると、「最近またほうれい線が前より目立ち始めた気がする」「フェイスラインが少しもたついてきた」と感じることがあります。それを機に、「もう一度糸リフトを受けたい」「ほかの方法を検討したい」と考える方も多いです。
顔全体のたるみが再び気になってきたら、次の施術の時期を医師と相談して決めます。糸を追加してリフト感を強化するか、別の施術方法に移行するかなど、選択肢は人それぞれです。
持続期間をできるだけ長くするには
効果を少しでも長く保つには、施術後の過ごし方も関わります。保湿を続けて、肌の状態を整えておきましょう。体重の大きな増減を避けると、頬の形も保ちやすくなります。
フェイスマッサージを強くしすぎると、糸の位置がずれたり、肌に負担がかかったりします。ほどよい力加減を意識すると安心です。
糸リフトを検討する際に知っておきたい注意点
糸リフトは大がかりな手術ではありませんが、体への介入がある以上、考慮すべき点もいくつかあります。腫れなどの回復にかかる時間と、感染や糸の露出への対応を考えておくと施術後の変化に備えやすくなります。
腫れや内出血が落ち着く目安は1〜2週間
糸リフト後には、針を通した部分に赤みや腫れ、内出血が出ることがあります。腫れと内出血が強く出やすいのは翌日〜3日目です。落ち着くまでの目安は1〜2週間ほどです。
内出血の痕が青や黄色に変化しながら1~2週間続く場合もありますが、コンシーラーで隠せるレベルと感じる人もいます。大切なのは、施術当日は無理をしないことと、入浴や飲酒など血行を促進しすぎる行動を控えることです。
術後によく見られる症状
| 症状 | 期間の目安 |
|---|---|
| 赤み・腫れ | 翌日〜3日目に強まりやすく、約1〜2週間で軽快 |
| 内出血 | 1~2週間ほど色の変化を伴う場合がある |
| つっぱり感 | 数週間で和らぐことが多い |
これらの症状は、ほとんどの場合自然に軽快していきます。万が一痛みが強くなったり、長引くようであれば医師に相談してください。仕事や外出の予定を立てるときは、施術後の経過と腫れが引くまでの流れも参考になります。
感染や糸の露出リスク
施術部位から細菌が入り込んで起こる感染は、頻度は低いものの注意したい合併症です。赤みが広がったり熱をもったりしたときは、感染のサインとして早めの受診が勧められます。
また、ごくまれに糸が皮膚から飛び出してしまうケースも報告されています。
その場合は無理に引っ張らず、早めにクリニックで医師の判断を仰ぎましょう。糸の先端を少しカットするだけで解決する場合や、抜糸が必要な場合もあります。
糸リフト後に起こる症状の割合は、腫れ34%、内出血26%、糸が透けて見える・触れて分かる10%、皮膚のくぼみ7%と報告されています3)。くぼみや糸の違和感が長く続くときは、糸を調整したり抜いたりして対応します。
不自然な引き上げへの不安
糸リフトによるほうれい線の引き上げは、基本的に自然な仕上がりを目指す方が多いです。あまりにも強く引き上げすぎると、違和感のある表情になりやすいからです。
施術前にはカウンセリングを通じて「どの程度リフトアップしたいのか」「自分が理想とするイメージ」を医師と共有することが大切です。そのうえで、顔の状態に合わせて糸を挿入する位置や本数が決まるため、納得のいく仕上がりに近づきやすくなります。
よくある質問
ほうれい線への糸リフトについて、仕上がりや併用治療でよくある疑問に答えます。
- 糸リフトでほうれい線は完全になくなりますか?
-
糸リフトは線の完全な消失を目指す治療ではなく、頬の位置を上へ戻して口元の影を和らげる施術です。引き上げで頬のかぶさりが減ると、線が残っていても顔全体では目立ちにくく感じられる場合があります。
皮膚に刻まれたしわや骨格の段差は、引き上げた後も残りやすい部分です。くぼみを補う治療などを組み合わせる方法もあります。
- ヒアルロン酸と糸リフトは併用できますか?
-
両方を組み合わせる治療は一般的に行われています。下がった頬は糸で引き上げ、頬のやせや溝のくぼみはヒアルロン酸で補うという分け方です。
どちらを先に行うかや施術の間をどれくらい空けるかは、診察で頬の状態と治療の目的を見て決めます。一度に両方を受ける前提で考える必要はありません。以前に受けた施術があれば、その内容も伝えておくと相談しやすくなります。
- 深いほうれい線にも糸リフトは合いますか?
-
深く見える線でも、頬の下垂が主な原因なら、引き上げで印象がやわらぐ場合があります。刻まれたしわや骨格の段差が中心なら、糸だけで得られる変化は小さめです。
皮膚の余りが大きいときは、切開して余分を取り除くフェイスリフト手術も選択肢です。頬を上げた後もくぼみが残る場合は、その部分を補う治療を組み合わせます。
- 糸リフトは何回も受けられる?
-
受けること自体は可能ですが、皮下組織に糸を複数回入れるため、あまりにも短いスパンで施術を繰り返すと組織への負担が懸念されます。
持ちは半年〜1年ほどが目安で、糸や入れ方によって異なり、経過を見て追加を検討する流れです。何度も糸リフトを行い、「もう少し根本的に引き上げたい」と考えた段階でフェイスリフト手術へ移行する方もいます。
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